診療費詐欺 元池田市議に実刑判決
経営していた整骨院で、診療費など、約600万円をだまし取った罪に問われていた大阪府池田市の元市議に実刑判決です。
判決によりますと、元池田市議会議員の羽田達也被告(38)は、2010年から2016年にかけて自ら経営していた整骨院で幹部社員だった増田誠被告(38)らと共謀し、診療日数を水増しするなどうその書類を提出し診療費など約600万円をだまし取りました。羽田被告は、初公判で起訴内容を否認しましたが、その後一転して2015年に市議になるまでの不正請求を認めました。一方、検察側は「羽田被告が主導し、市議になってからも関わっていた」として、懲役4年6ヵ月を求刑していました。判決で大阪地裁は「不正請求の仕組みを確立させ、市議になってからも関与した。診療費制度の根幹を揺るがす悪質な犯行」とする一方「相当額を弁済している」として懲役2年10ヵ月を言い渡しました。羽田被告は、逮捕・起訴されてからも市議を続けていましたが、去年12月に辞職しています。