佐賀市の整骨院 “架空施術”で不正請求
佐賀市の整骨院が実際にはしていない施術、およそ140回分にあたる治療費100万円余りを不正に請求したとして、九州厚生局は保険請求の取り扱いを中止すると発表しました。
この整骨院はすでに閉院しています。九州厚生局によりますとこの整骨院は2016年から去年4月、骨折や打撲の治療など実際にはやっていない施術142回分にあたるおよそ102万円の治療費を不正に請求した疑いが持たれています。
柔道整復の施術では健康保険が適用されるため、整骨院が患者に代わって治療費を請求できますが、九州厚生局はこの整骨院の取扱いを中止すると発表しました。
一方、柔道整復師の男性は九州厚生局に対し「すべて申請書の通りに施術した」と不正請求を否定しているということです。
九州厚生局は今後、全額の自主的な返還を求めるとしています。