交通事故の通院日数水増し現金だましとる 和歌山市職員の男ら3人
全労済から共済金をだまし取ったとして、和歌山県警交通指導課などは5日、詐欺容疑で、和歌山市農林水産課の事務副主任、赤井大晃(ひろあき)容疑者(30)=岩出市中島=を逮捕。同容疑で和歌山市口須佐の柔道整復師、浦田好進(よしゆき)被告(56)と和歌山市六十谷の無職、硲(はざ)弘信被告(49)=ともに詐欺罪で起訴=を再逮捕した。3人は容疑を認めているという。
逮捕容疑は、3人は共謀し、昨年9月に交通事故で負傷した赤井容疑者が浦田容疑者経営の接骨院へ通院した日数を水増しし、全労済から施術費約44万円、慰謝料など70万円をだまし取ったとしている。
浦田容疑者と硲容疑者は、交通事故による同院への通院日数を水増しし、保険会社から保険金をだまし取ったとして、今年8月に詐欺容疑で、同課などに逮捕されていた。同課などが余罪についても調べている。
同市は「市民に対する信用を失墜させたことを深くおわびします」と陳謝した。