開業医3割が「閉院」検討 コロナで減収影響か
兵庫県保険医協会(神戸市中央区)が、会員の開業医らを対象に、自らの医療機関の将来に関する実態調査を行ったところ、回答者の約3割が「閉業」を予定していることが分かった。新型コロナウイルスの感染拡大による経営悪化の影響もあるとみられ、同協会は「地域医療の空白が懸念される」としている。(井川朋宏)
調査は7月6~17日、開業医を中心とする同協会の会員から無作為に抽出した1157人を対象に実施。このうち3割超の400人から回答を得た。
同協会によると、自らの医療機関の将来について、約半数が「不安がある」と答え、2年前の前回調査より5ポイント程度高くなった。また、開業医全般の将来展望についても「暗い」とした人が半数弱を占め、前回よりも約10ポイント上昇した。
https://www.kobenp.co.jp/news/iryou/202012/sp/0013963069.shtml